モーニング娘。コンサートツアー2005秋 『バリバリ教室 〜小春ちゃんいらっしゃい!〜』(日本武道館 9/24夜公演・9/25昼公演参戦)

 まず、新曲。自分としてはどうしてもインパクトが薄い感じがして今イチ乗り切れませんでした。オープニングでいきなりぶつけちゃうところも問題があるのかと。振り自体は、モーニングの特性と十分に生かし切っていますし、「ここぞ!」というタイミングでぶつけてくれば、それ相応の良さが感じられるのかもしれません。


 次に、ユニットカバー。バイセコー、これは、渋いw でも、プッチのカップリングをカバーするなら、「Dream&Kiss」をチョイスしてもらいたかったところ。バイセコーは個人的には(ry ラスキスは、どうしてもオリジナルと比べてしまうと少々違和感はありましたが、ちゃんとハモれてはいたし、なかなかのレベルで魅せていてくれていた感はあります。テンガロンハット被ったえりりん、キャワイ過ぎたなぁ・・・。


 ソロと言えば、まずは、「涙が止まらない放課後」を披露したこんこん。デビュー当時の酷評はどこへやら、今や、しっかりと歌える子に成長しました。ほんとに、ずっしりとした安定感を携えましたね。喜ばしい限りです。そして、美貴様ソロ!春紺から引き続いてのソロ獲得、となると、今後も引き続きやっていくのでしょうか?ミキソロファンとしては喜ばしい傾向です。今回は、「そとギュ」を披露。んー、アップテンポな曲にかかわらず、なかなか、ヲタ芸殺しな・・・いやいや、ミキティボイスをしっかりと堪能できる良曲です。そして、何より、あのダブルウィンクが拝めたことがうれしい!秋の後半戦紺では、“ボーイフレンド”あたりを披露して欲しいなぁ。そろそろ寒くなってくる季節なので、良い感じに聴けるのではないかと。


 娘。本来の曲では、まず、メモ青。ぶっちゃけ、ラブマ以前のシングル曲は食傷気味な印象を覚えていて今イチ乗り切れなかったことがしばしばあったんですが、今回のメモ青は、全然、違いました。なかなかハモれてはいたし、そして、じっくりと聴かせてくれましたしね。メモ青は名曲!そんなことを改めて実感させてくれたひとときでもありました。ありがとう!断然のMVPは、何と言っても、ここいる!タメがビシバシと効いたイントロとスモークによる豪快な演出が最高!


 絵里ヲタ的な観点で見てみると、しゃぼん玉の台詞、AFODの主要パート等、梨華ちゃんのパートを随所に受け継いでいて、活躍出来てる場面がこれまで以上に見られたので大満足!しかし、一方で、彼女の歌唱面での未熟さが露呈した感もありました。香港のソロを聴いたときでも感じたことですが、どうも、全体的に一本調子なところが否めません。今回の公演で梨華ちゃんパートをたくさん受け継いでいたところを見ると、言い換えるならば、それは、今後、主要なパートをどんどんまかされるということになります。もし、そうだとしたら、尚のこと、精進していって貰いたいところです。絵里頑張れ絵里!


 全体的に振り返ってみると、セットリストは新旧上手い具合に取り込んでくれていた感じはあります。モーニングから派生したユニットのカバーやメンバーのソロも随所にあったりと、なかなかのサプライズ要素もあったりで、飽きさせない作りにはなっていたと思います。特に、メンバー個々のフューチャリング具合も要所要所で魅せてくれた中盤はなかなか面白かったです。。セットリストの流れみたいなものは、結構、工夫されていたように感じれて、なかなか楽しめた公演でした。惜しむらくは、新メンバーくすみんのフューチャリング度が、思いの外、低かったところ。寸劇ではしっかりとフューチャリングはされていたけれども、ライブ中は、あんまり出てきていなかった印象が・・・。まだ、実力が足りないところが大きかったんでしょうけど、くすみんについては、今後に期待、ということで。日曜の公演では、オープニングで℃-uteが緊急参戦!様々なサプライズがあった本公演、後半戦ではどのように楽しませてくれるのか早くも楽しみです。