松浦亜弥 - 松浦亜弥コンサートツアー2005春 101回目のKISS 〜HAND IN HAND〜 (3月13日・渋川市民会館・昼公演)

この日を迎える前に、座間のライブに参戦してきた友人みんなから異口同音で絶賛の評価を耳にしていたので、行く前からかなり期待大の公演でした。私ゴトで恐縮ですが、4月に愛知に転勤するにあたり、このあやや紺が私にとって最後の県内参戦となります。しかも、今までの県内のライブの中にあって、在住地から一番近い会場である渋川市民会館での開催(車で30分)。きっと、これはあややからの私の旅立ちに対するはなむけなのでしょうね。(←妄想乙

さて、そんな妄想猛々しいところは置いておいて、ライブに対する所感をば。



ベストアルバム発売を控えてるというだけあって、今回のライブはグレイテストヒット的なものでセットリストで構成。シングル中心のセットリストというのは無難な仕上がりなイメージが強いので、どちらかというと本来は余り好まない方なのですが、今回は、むしろ、やってもらって良かったと思います。今一度、「歌手・松浦亜弥」として全てのシングルを通しで直に聴いてみたい、そんな願望があったわけです。実際、ライブ上での彼女は、どっしりとした安定感、迫力を増した声の張り、いずれの曲にもその飛躍感が如実に出ており、馴染みのあるナンバーそれぞれのインパクトなりを120%引き出していたと思います。


パフォーマンス以外のところで実感したのは、彼女が持ちうるライブ上での包容力が更に増していたということ。挨拶であったり、MCであったり、どれも、貫禄みたいなものが感じられました。やはり、これは、あの“松リング”で作った実績が、彼女にそのまま自信となって現れてるんでしょう。

メロン記念日は、初めて、生で新曲を聴けることが出来て良かったです。情熱的なあのパフォーマンスは生で見ると相当なインパクトがあります。“This is 運命”のインパクトが、今もなお色あせていないところにも感動を覚えました。あやや、メロンによるドキLOVEのアカペラも最高に聴き応えがありました。


今回のライブで一番の演目を挙げるとするばらば、オーラスでの100回目のKISSです。あのずっと続くかと思えるような静寂・・・。生であの素晴らしい空間を共にできたことはとても貴重な体験でした。


「歌手・松浦亜弥」としての更なる飛躍、彼女のこれまでの歴史、それらを直に感じることが出来た素晴らしいライブでした。