劇場版 機動戦士Zガンダム(第一部) 〜星を告ぐ者〜

まずは、全体的な所感から。



個人的にはなんとなく消化不良でした。

消化不良の要因の第一点としては、旧映像と新作映像の激しい格差。旧映像をベースにところどころで新作映像を挟むものだから、見ているうちに混乱してしまったというか・・・。キャラの顔つきも、平坦な描写からいきなり肉付きたっぷりな描写に切り替わったりしたりして、全く別人じゃないか、と錯覚してしまうこともしばしば。新作映像との格差を修正すべく旧映像に施された技術(エイジング)も、実際、劇場で目にしたところでは、あまり、功を奏してなかったかのように思えます。正直、映像に関しては、全編新作に作り上げるか、もしくは、旧映像でやりとおすべきだったんじゃないかと。個人的には、新作部分の戦闘シーンにおける細かな描写には結構見入ってしまったので、前者を取りたいところですが・・・。とにかく落ち着いて見られなかったので、内容自体、うまく吟味できなかったというところが正直なところです。

第二点としては、観賞の視点を自分が取り違えてしまったこと。総集編というイメージが強かったので、懐かしい名シーンであったり台詞を懐かしもうと観賞に臨んだわけなんですけれども、結構、ところどころ、台詞も新しいものとなっていたりしてたので肩すかしを食らってしまったところが何度かありました。新しい導入部分や台詞は新鮮でなかなか面白味はありましたが、ジェリドがカミーユを罵倒するあの名言とか、カミーユがシャアを修正するシーンとか、Zを語る上では外すことができない名シーンがなんとなく削られていたのは残念でしたね。結局、懐古にひたろうとする余り、新作部分が楽しめなかったです・・・。

面白かったところと言えば、新しい導入部分だと、クワトロ大尉を前にして、カミーユ達がシャアについてあれこれ語るあの名シーンです。台詞は大幅に替えられていましたが、TV版と比べて、大尉の飄々振りが増していて、見ていて、笑いを堪えるのが必至でしたw あと、ライラ様とレコア様がしきりに使っていた「坊や」って言葉が頭に離れません。一度、坊やとか言われて、罵倒されてみたい!と思ったのは俺だけじゃないはずですw 

ということで、なんだか、ちょいと悔しいので、また、劇場に足を運んで見直そうかと思います。今度は頭を真っ白にして見てみることとします。


以下、余話

・OP曲とED曲は入れ替えるべきだと思った。
・書類を投げつけられただけで蹴る殴るの暴行はないかと思った。カミーユ2chやってると釣られまくられるタイプ、間違いない。
アメリアーーーーーー
バスクの声が激しく聞き取り辛かった。
・「いるんだよねぇ、勉強が出来て馬鹿な奴とか・・・。」 学生の頃、点取り虫だったことに誇りを持っていた自分にとってはグサリときた・・・・。
・波乗りMK-II萌え
・ファ、あんまし、出てこなかったなぁ・・・。激しくミニスカ不足。
・オーラスあたりで登場したマウアーハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
・エンドロール、珍しく最後まで見ていたら、フォウ様とベル様登場! ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
・ロザミアの電波キャラは、今のご時世、流せるのかどうか不安・・・。恐らく、第二部では変わっているかと思われ。