音楽戦士最強伝説

 興奮冷めやらぬままに執筆。


 うむ、前回の出演に引き続き、最高のものを見せてくれたように思えます。前回に引き続き、さゆが台風の目となり、盛り上げていました。いやー、ほんと、わかってる!以前、さゆを前面に押し出せば、トーク出演時における娘。は面白いことになると提言しましたが、それが実証されたようでなんだか自分勝手に悦に入っていたりw メンバー全体の雰囲気も、皆、「前へ前へ」精神がふつふつと、それでいて和やかに出ていた感じもあったし、全編に渡って、実に刺激的なひとときでした。


 メンバー個々の魅力を伝える機会が減ってしまった今、音楽戦士のような番組が必要だなぁ、と実感。歌番組に置いては、かつては、「うたばん」がその役目を担っていましたが、ご存じの通り、今や、歌番組としても成立してないほどの死に体。無論、ハロプロ勢の凄まじい放置ぶりは克明に記す必要がないほどのありさまです。もはや、娘。はどの場所においても一直線上のモノとしてしか扱えてもらえなくなってしまったのか・・・。そんな状況に、随分長い間、嘆いていておりました。


 なぜ、嘆いているのか?それは、かつて、うたばんで彼女らの個々の魅力に触れることによって、自分のヲタ人生が始まったからなんです。あれは忘れもしない2000年の秋。ヲタになる前の自分は、それまで、モーニングを凡百なアイドルユニットとして捉えていました。しかし、ひょんなことから、2000年秋の「とくばん」を目にしたとき、そのイメージは吹き飛びました。「8人全てが一人一人強烈な個性を持っている!その集合体がモーニング娘。なんだ!」と。


 しかし、先述したとおり、最近は、テレビ上においては、ヲタ専用番組を除いてメンバー個々の魅力を伝える手段が無い状況です。ぶっちゃけ、一般層には、「数だけが立派な大所帯ユニット」というイメージしかないんじゃないでしょうか。事実、私は、非ファン層の知り合いからそんなことを言われた経験が何度もあります。私は、そのたびに悔しい思いをしてきました。みんな、それぞれに魅力を持っているのに・・・。なぜ、伝わらないのかと・・・。


 だからこそ、私は、今回の音楽戦士は推します。音楽戦士にはかつてのうたばんの威力があるんじゃないかなぁ、とひとり勝手に妄想してみました。「あ、モーニング娘。って面白いじゃん。」ヲタ界隈のみでほくそ笑むに終始せず、一般層をも巻き込むクオリティ、そんなインパクトが本放送にはあったと思います。